妊娠すると普段便秘ではない人でも便秘に悩まされることが多くなりますが、薬に頼るのは避けたいし、便秘に良いと言われる食品を食べるのはカロリーを考えると好ましくない・・・。
そんな妊婦さんにはマッサージで便秘解消することをオススメします。
お腹の中には赤ちゃんがいるので、強い力や圧をかけてのマッサージは厳禁です。
妊婦さんが行うマッサージは『撫でるように』が基本です。
優しくマッサージをし、マッサージした部分がポカポカと温かくなるように感じたら十分効果が得られます。
マッサージをするときに、お腹の張りを感じるようであれば、医師に相談してから行うと安心出来ますよ。
妊婦さんができる便秘解消のためのマッサージ
皮膚表面からお腹を触ることで、大腸に刺激を与えることが出来ます。
そのため、マッサージを行うことは、便秘解消のためにとても効果的なのです。
・『の』の字を書いてマッサージ
おへそを始点として『の』の字を書きます。グルグルと何度も回しながらマッサージすると腸が動き出すのです。
強く抑える必要はなく、優しく撫でるだけで良いので、妊婦さんでも安心して行うことが出来ますよ。
・背中のマッサージ
お腹や背中を温めるために、上下にさするマッサージも効果的です。
さする摩擦により内臓が温められ、さする刺激により腸の働きが活発になります。
・大腸を刺激するマッサージ
お腹の左下、腰骨の内側をグッと抑えてみてください。
この辺りは大腸がカーブを描いている部分で、便が留まってしまうことがよくあります。
押す刺激により便が動くため便秘が解消されるのです。
・土踏まずのマッサージ
土踏まずにも大腸への反射部分があります。
土踏まずを時計回りにマッサージすることで、腸へ刺激が伝わり便秘解消に効果があるのです。
お腹が大きくなっていると自分でマッサージするのは難しいですので、パートナーの手を借りたり、青竹踏みなどを取り入れたりすると良いでしょう。
足の疲れも解消出来るので、一石二鳥のマッサージです。
妊婦さんが便秘解消のマッサージにプラスしたいもの
お腹のマッサージを行うときに、オイルやクリームを使うと、妊娠線の予防にも繋がります。
妊娠線とは、お腹が大きくなることで皮膚にできる亀裂のような線で、出産後もなかなか消えません。
皮膚が乾燥していると、妊娠線が入りやすくなってしまうため、マッサージの際にオイルやクリームで保湿しながら行うと良いでしょう。
妊娠線は一度ついてしまうと、消すのが難しく産後の女性の悩みにもなりやすいものです。
せっかく便秘解消にマッサージを取り入れるのであれば、妊娠線対策を併せて行うようにしましょう。