妊婦さんの中には、頑固な便秘に悩む人がとても多くいます。
お腹の赤ちゃんのことを考えて、薬を使わずに便秘解消出来るものを探している人も多いでしょう。
そんな妊婦さんに、ヤクルトでの便秘解消をおすすめします。
ヤクルトは元祖乳酸菌飲料と言っても過言ではないほど、古くから私たち日本人の生活のそばにあります。
みんな一度は飲んだことがあるかもしれないヤクルト、妊婦さんの便秘解消にどのような効果があるのでしょうか?
ヤクルトが便秘に良いのはなぜ?
辛い便秘を解消するためには腸内環境を整えると良いと言われていますが、腸内環境を効率的に整えるには乳酸菌を摂取するのが効果的です。
乳酸菌にはたくさんの種類がありますが、ヤクルトに入っている乳酸菌は『シロタ株』という乳酸菌です。
シロタ株は、胃酸や胆汁といった強い消化液に負けず、生きたまま腸内に到達することが出来ます。
腸内に到達したシロタ株には、ただ単に腸内の善玉菌を増やす力だけではなく、悪い菌の数を減少させる力もあるのです。
便秘解消効果以外にヤクルトのすごいところ
ヤクルトに含まれる乳酸菌、シロタ株にはNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させる効果もあるとされています。
ナチュラルキラー細胞とは、がん細胞や、ウイルス感染細胞などをやっつける細胞として、その名前をご存知の人も多いのではないでしょうか。
つまり、ヤクルトに含まれるシロタ株を摂取することでナチュラルキラー細胞が活性化され、がん予防にもつながるのです。
ヤクルトで便秘解消するときの注意点
ヤクルトは、薬ではなく腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減少させてくれることで、腸内環境が整い便秘を解消していきます。
なので体やお腹の中の赤ちゃんに負担がかかったり、影響が出たりすることがありません。
ただし、妊婦さんがヤクルトを飲む場合は摂取カロリーに注意するようにしましょう。
一日一本のヤクルト摂取であれば問題はありませんが、ヤクルトは意外と高カロリーで、あの小さな一本で約50kcalもあります。
効果が中々感じられないからと、飲む量を増やしたり、食事を食べ過ぎたりすると、体重が増加してしまう恐れもあるので注意が必要です。
今は、カロリー控えめのものやシロタ株の数が違うなど、様々な種類のヤクルトがあります。
自分の体の状態に合ったヤクルトを適量飲んで、便秘解消しましょう。