疲れたときや寒い日に、温かいココアを飲むと幸せな気分になりますよね。
ココアは美味しいだけではなくて、便秘解消効果という女性に嬉しい効果も期待できるって知っていましたか?
ココアに便秘解消効果があるのは、リグニンと呼ばれる成分を含んでいるからです。
リグニンは、便秘解消に効果的なオリゴ糖などと同様に、腸内の善玉菌を増やす作用と、
食物繊維のように便をカサ増しする作用を持っています。
ココアを飲んでリグニンを摂取することで、腸内の便を大きくし、腸壁を刺激してぜん動運動を起こしやすくしてくれるのです。
女性にとっては、便やおならの臭いも気になりますよね。
リグニンは、これらの臭いの素を吸収する働きもあるため、エチケット対策にも効果的なのです。
ココアはいつ、どのように飲むが良い?
効果的にココアを飲むなら、朝食前と夕食後にコップ一杯飲むのがおすすめです。
朝食前のお腹が空いている時にココアを飲むことで、胃腸が刺激され、朝の排便を促してくれます。
夕食後に飲むと、胃腸の消化を促進する効果と体脂肪を蓄積しにくくする効果の二つが期待出来ます。
ココアを作るときに、牛乳や豆乳で溶かすと、これらに含まれる成分とココアの成分との相乗効果が期待出来ます。
内蔵の温度が上がると、内蔵の働きが良くなるので、ココアは冷たいより温かくして飲む方が便秘解消に効果があります。
特に冷え性だという実感のある人は、温かいココアで体を内側から温めるようにしましょう。
ココアにはカフェインが含まれるけど妊婦も飲んで大丈夫?
妊婦さんが、過剰にカフェインを摂取するのはNGだと言われていますよね。
妊婦さんの血流が悪くなり、お腹の中にいる赤ちゃんが未成熟な状態で生まれて来たり、
神経を刺激され、赤ちゃんがお腹の中でゆっくり眠ることが出来なくなるなどの悪影響を与える場合があるからです。
ココアにもカフェインが含まれていますが、コーヒー、紅茶、緑茶と比べるとわずかなので、
ココアばかりを飲むのは問題ですが、1日にコップ2杯程度であれば妊娠中でも安心して摂取することが出来ます。
製品によっても違いますが、ココアには糖質も多く含まれています。
必ず成分表示を確認して、必要以上の糖質を含まないココアを選ぶことも大切です。
便秘解消のために飲むココアで太ってしまっては、元も子もないですからね。