最近では結婚後も共働きの家庭も珍しくなくなってきましたが、女性は妊娠したら仕事をどうするのでしょうか?
ギリギリまで仕事をする?それともすぐに休職するのが一般的なのでしょうか?
妊娠発覚後も仕事を続けてキャリアを積みたい人もいれば、妊娠をきっかけに仕事を辞めて家事や育児に専念したい人もいるでしょう。
辞めるタイミングが違うだけで、給付金が貰える場合だってあるのです。
ただ、妊娠したから突然仕事を辞めるというのも、職場に大きな迷惑をかけることになることを頭に入れておきましょう。
体の変化を見ながら
妊娠初期(1~4ヶ月)
妊娠が発覚し、人によってはツワリの症状が出始めます。
吐き気や食欲不振が主な症状ですが、食事が取れなくなって貧血になるようだったら注意が必要です。
この頃は流産も起こしやすいので、下腹部の痛みや張り、出血などがあれば仕事を休んだ方が良いでしょう。
シフト制の勤務などで、仕事を休むことが出来ない場合は仕事を続けることを断念することになるかもしれませんね。
妊娠中期(5~7カ月)
安定期に入り、ツワリの症状も治まってくる頃です。
体は楽になってくるので、無意識のうちに仕事や家事に無理をしてしまう人もいます。
食欲が増え、尿タンパクや浮腫み、尿糖など、検診で異常が発見された場合には安静にしたり、生活を見直したりする必要があります。
妊娠後期(8~10カ月)
お腹が大きくなってくるために、動くのが辛くなっていきます。
この時期に入ると働く妊婦さんも産休を取る人が増えるでしょう。
体に不調がなく仕事をこなせるようだったら、『出産手当』の出る産前42日まで仕事を続けると良いですよ。
出産手当を貰うためには1年以上健康保険に加入していること、出産予定日を含める42日以降に退職すること、退職日は有給などを使い会社に出社していないことなどの条件があります。
仕事が妊婦さんに与える影響
立ち仕事の多い職場だと、体力的に辛くなります。
ツワリの時はもちろんですが、月齢が進み赤ちゃんが大きくなっていくことで、足腰への負担が増えてきます。
また、転倒のリスクもあるため仕事中は常に注意が必要です。
座りっぱなしのデスクワークも妊婦さんにとっては大きな負担となります。
同じ姿勢で過ごすことで、むくみや冷えを感じる人が多いです。
どんな仕事でも仕事をすることの肉体的、精神的ストレスがあることを頭に入れておきましょう。
自分の体調を考えながら、いつまで仕事を続けるか旦那さんとも相談して決めるようにしましょう。