妊娠が発覚してしばらく経つと、乳房が張ってきたりお腹が大きくなったりして外見にも変化が現れてきますが、先輩ママに気軽に相談出来る悩みもあれば、中々人に聞きにくい悩みを抱えることもあります。
特に、妊婦さんの中で人に相談しにくい悩みが乳首の変化についてではないでしょうか?
妊娠すると急に乳輪や乳首が大きくなったり、乳首にぶつぶつができたりすることがありますが、なぜこのような変化が起こるのでしょうか?
妊娠後の乳輪と乳首の変化
女性の体は、妊娠によって体の内側にも外側にも変化が起こります。
妊娠前は、毎月の生理前後でエストロゲン・プロゲステロンという2つの女性ホルモンの分泌量のバランスが変わりますが、妊娠すると、赤ちゃんをお腹の中で育てる為に生理が止まりエストロゲンの分泌が多くなります。
そして便秘になったり肌が荒れたりなどの悩みを引き起こしやすくなるのです。
妊娠すると乳房が張ってくるということは一般的にもよく知られていますが、乳房に関する変化はこれだけではありません。
乳輪が大きくなりメラニン色素が増えることで乳輪が黒ずんできます。
乳首は大きくなると共に、時には痛みを感じることもあるほど敏感になり、乳首にぶつぶつができることもあります。
この乳首のぶつぶつはモントゴメリー腺と言われるもので、妊娠初期から現れ、出産、授乳期にかけて肥大してしまう場合もあるのです。
モントゴメリー腺の原因は?
乳首のぶつぶつ、モントゴメリー腺とは乳首にある皮脂腺のことです。
妊娠をしていない女性にもありますが、皮脂やホルモンを分泌しているために妊娠することで目立つようになります。
モントゴメリー腺は赤ちゃんにおっぱいの位置を知らせる役目もあるので、妊婦さんにはなくてはならない物でもあります。
ぶつぶつが気になるからと潰してしまうと炎症が起きてしまい、更にぶつぶつが目立ってしまうので触らないようにしましょう。
乳首が乾燥するとぶつぶつの周りが痒くなってしまうこともあるので、体の保湿と一緒に乳首の保湿もすると良いでしょう。また、脂分の多い食事が多くなると皮脂分泌が過剰になってしまうので、脂分の過剰摂取も控えて下さい。