女性の多くは日々のストレス、不規則な生活習慣、野菜や運動不足など、様々なことが原因で便秘に悩まされています。
便秘になった時に便秘薬を飲むんで解決する人が多い中、“かんちょう”を使って便を出そうとする人もいるそうですが、かんちょうは便秘薬より効果があるのでしょうか?
便秘薬は薬の力で腸のぜん動運動を起こして便を排出するものが多く、常用すると薬が無いと排便できない体になってしまいます。
かんりょうと便秘薬との大きな違いは即効性にあります。
便秘薬は飲んでから数時間後に便意をもよおすものですが、かんりょうは使ったらすぐ、3~10分位で便意をもよおします。
肛門から液体を注入することで、便を刺激しぜん動運動を起こさせるのです。
かんちょうにはグリセリンが含まれているので、便を柔らかくし、腸壁の滑りを良くしてくれます。
かんちょうはどんな人に向く?
便意を感じたときにすぐトイレに行けない人は、便秘薬よりもかんちょうが向きます。
便秘薬は夜飲んで翌朝に効果が表れるように作られているのですが、便秘の程度や体質によって、便意が起こる時間にかなりの個人差が出てしまうものなのです。
通勤、通学中や、仕事中に便意をもよおすこともありますが、便秘薬による便意は腹痛も伴うため、このような状況で便意をもよおしては困りますよね?
かんちょうには即効性があり数分で効果が出るため、すぐに出したい、今しかゆっくりトイレに行けないというときに使用することができます。
生後3ヶ月未満の乳児や妊婦が使いたいときは事前に医師の診察を受け、少量から始めるなどの注意が必要ですが、便秘薬ほど体に負担がかからないので子供からお年寄りまで使用出来ます。
かんちょうのデメリット
腹痛を伴う
かんちょうをするとすぐに便意をもよおしお腹が痛くなりますが、すぐにトイレに行くと薬だけが出てしまうので、かんちょうの効果があまりありません。
腹痛があってもかんちょうをしっかり効かせるためには数分耐えなければなりません。
常用による体への耐性
便秘薬と同じでかんちょうを繰り返し使用していると、体に耐性がついてしまいます。
頻繁に使用しているとかんちょうの刺激に慣れてしまい、かんちょうがなくては便を排出出来ない体になってしまうので、最終手段として使うようにしましょう。