便が作られにくくなったり、腸内で便を押し出すためのぜん動運動が起こり難くなったりしておこる辛い便秘。
便秘を解消するためには、毎日口に入れている食べ物の見直しがとても有効なのですが、たくさんの食材の中でもスーパー食材として紹介したいのが、こんにゃくです。
こんにゃくは、価格も安く色々な調理法で食べられるので、女性にとって強い味方となります。
また、カロリーが低いのに食べ応えがあり、満腹感も得られやすいので、便秘解消効果だけでなくダイエット効果も期待出来るのです。
毎日の食卓にこんにゃくを使った料理を取り入れてみてはいかがでしょうか?
なぜこんにゃくが便秘に良いの?
便秘の原因の一つとして、食べ物から摂る食物繊維の不足があげられます。
こんにゃくが便秘解消のためのスーパー食材と言われるのは、食物繊維の含有量が多いからです。
こんにゃくのほとんどは水分でできていますが、水分以外の主成分は、グルコマンナンという食物繊維です。
グルコマンナンは多糖類で、不溶性食物繊維を豊富に含んでいるため、人間の体ではほとんど消化することが出来ません。
そのため腸内に溜まった便を押し出すこと、また、腸壁を刺激してぜん動運動を促すことが期待出来ます。
こんにゃくは、こんにゃくに生成される前は水溶性食物繊維を多く含んでいますが、こんにゃくに生成されると不溶性食物繊維に変化します。
古くから便秘になったらこんにゃくを食べると良いと言い伝えられてきたのは、このような事実もあるのです。
また、こんにゃくならアレルギーなどの心配も、体に負担をかけることもあまりありませんので、妊婦さんでも安心して食べることが出来ます。
こんにゃくで便秘解消する際の注意点
低カロリーで食物繊維が豊富なこんにゃく。
当然、たくさん食べたらより便秘解消効果が実感出来るのではないか?と考える人もいるでしょう。
しかし、こんにゃくの多量摂取は危険なので絶対にやめてください。
こんにゃくは体の中でほとんど消化されませんので、たくさん食べ過ぎると腸に詰まって腸閉塞を起こす可能性があります。
特に、しらたきや糸こんにゃくは、腸壁のヒダにひかかってしまう恐れもあるため、食べるときは短く切ってから料理に使うようにしましょう。
ではどのくらいの量食べたら危険なのか?というと、限度は1日に1キロ程度と言われています。
それ以上食べるのは大変危険ですので絶対にやめましょう。
・・・と言っても、いくら便秘解消のためのスーパー食材であっても、こんにゃくを1日1キロ以上食べるのは難しいですよね。
とりあえず普通に食事をしてる限り大丈夫な量ですので、毎日こんにゃくを適量食べて、体の内側の大掃除をしてみて下さい。