「バナナを食べることが便秘解消に効果的である」という話を聞いたことがありませんか?
これって本当の話なのでしょうか?それともあくまで噂?
バナナに含まれる食物繊維とフラクトオリゴ糖が、便秘解消に効果的だと言われています。
食物繊維は言わずと知れた便秘解消のために欠かせない栄養素で、果物の中では、食物繊維の含有量が多いので、美味しく食べながら便秘解消に効果を発揮してくれるのです。
フラクトオリゴ糖はオリゴ糖の一種で、腸内細菌の善玉菌を増やす効果があります。
悪玉菌の働きが活発になり、腸内環境が乱れた状態になっている便秘の腸内環境を整えることができるのです。
どのバナナを食べるかで便秘解消の効果に差が出る?
便秘解消に効果的であると言われているバナナですが、その熟し具合によって効果に差が出ると言われています。
便秘解消のために摂取するには、熟した黄色いバナナより、まだ熟しきっていない青いバナナがおすすめです。なぜなら、まだ熟す前の青みがかったバナナにはレジスタントスターチが豊富に含まれているからです。
レジスタントスターチはでんぷん質であるものの、消化されにくい特性があり、食物繊維と似た作用を持っています。
食物繊維は水溶性と不溶性の二種類に分類出来るのですが、レジスタントスターチはこのどちらの性質も持っていると言われています。
そのため、青いバナナを食べることで腸の中に溜まった便を押し出したり、ぜん動運動を起こしたりする効果が期待出来ます。
また、レジスタントスターチは、腸内の善玉菌によって有機酸へと変換されます。
有機酸は腸内環境を弱酸性に保つ働きがあるため、腸内環境を整えることにも一役買ってくれるのです。
逆に熟しきって黒くなって熟してしまったバナナでは、便秘解消の効果が薄れてしまうことを頭に入れておきましょう。
便秘解消のためには熟していないまだ青いバナナがおすすめです。
食べ方の工夫でより効果をアップ
バナナはカロリーが1本約80kcalと低いため、毎日食べても安心出来る食材ですが、毎日バナナを食べると飽きてしまいます。
食べ方に一工夫加えることで、味を変え、飽きずにバナナを食べられるようにしてみましょう。
バナナは、ヨーグルトとの相性が抜群です。
ヨーグルトに刻んだバナナを入れ、フルーツヨーグルトにしてみましょう。
バナナに含まれる栄養素と、ヨーグルトに含まれる乳酸菌の相乗効果で、腸内環境がより整えられることを実感できるはずです。
(参照:妊婦の便秘にはヨーグルトが効果的!)
妊娠していて色々なことが試せない時期でも、バナナなら安心して食べ続けることが出来ます。
自分の好きな食べ方に工夫しながら食べると長続きの秘訣になりますよ。