便秘になると、腸内に溜まった便で吐き気がしたり、腹部が痛んだりと様々な症状が出ますが、腹部が張ってしまうのも辛い便秘の影響の一つです。
便秘により腹部が張ってしまうのは、腸内に溜まっているガスが原因です。ガスの正体は「おなら」なのですが、これは腸内に蓄積した老廃物から発せられているものです。
長く腸内に留まっている便は、やがて腐敗して体にとって有毒なガスを発生させ始めます。そして、ガスが腸内に溜まっていると善玉菌を減らしてしまい、悪玉菌の比率が上がってしまいます。
悪玉菌の割合が増えてしまうと、便秘を解消するどころか悪化させてしまう原因になるので、腸内に溜まっているガスは我慢せずに体の外に出してしまいましょう。
ガスが溜まりやすい人の特徴は?
ガスが腸内に溜まりやすい人には特徴があります。
長時間座っていることが多かったり、締め付けのきつい下着やストッキングを着用していたりする人はガスが溜まりやすいです。何気ない普段の生活習慣かもしれませんが、それによって知らないうちに腸が圧迫されてしまっています。
人前でおならをするのは恥ずかしいですよね。ただ、おならが出そうなのに我慢ばかりをしていると、腸に負担がかかります。腸の働きが低下することで、ガスが体の外に排出されにくくなり、結果としてガスが体内に溜まってしまうのです。
慢性的に便秘の人は、腸のぜん動運動が起こりにくくなってしまっています。ぜん動運動は便を押し出すだけでなく、ガスを排出する作用も持っているのですが、便秘の人はぜん動運動が起こりにくいため、ガスを排出する力も弱くなっているのです。
もし、自分に当てはまると思ったときは、次の「ガスを溜めない方法」を一度試してみてはいかがでしょう?
ガスを腸内に溜めないためにはどうすれば良いの?
ガスを腸内に溜めない為には、『さっさと「おなら」をして体の外に出してしまう。』のも一つの手ですが、まぁいつでもどこでも「おなら」が出来るかと言えば・・・中々出来ませんよね。。
もっと根本的に解消するためにも、「ガスが発生し難くする」努力をする事も検討しましょう。
腸の中に便が長い間滞留していると、ガスがどんどん発生してしまいます。腸内環境を整えて、便秘を解消することがガスを溜めない方法です。女性はもともと便秘になりやすいのですが、腸のマッサージや腹筋をするなど、腸のぜん動運動が起こりやすい状態を作る生活習慣を持つと良いでしょう。
早食いの人は、便秘になったり、ガスがたまりやすかったりすると言われます。食べ物を口に入れたらゆっくりとよく噛んでから飲みこむようにしましょう。一口食べるのに30回咀嚼をすると、食べ物の消化がよくなるため、腸に負担がかからなくなります。
体を温めると腸内の働きが良くなり、便秘やガスの辛い症状が緩和されていきます。ゆっくり半身浴をする、足裏をマッサージし血流を促すなどが効果的な方法です。
とりあえず3通りの方法を上げましたが、
要は“便秘にならないようにさっさと便を腸から出してしまいましょう!”という事です。
当サイトでは、いろいろな『便秘解消法』を紹介していますので、是非参考にしてみてください。