どれだけ汗処理をこまめにしていても、赤ちゃんの首やひじ、ひざの内側、お腹など皮膚の柔らかい場所にあせもができてしまうことがあります。
拭いたりシャワーで流したりして良くならないとき、みなさんはどうしていますか?
皮膚を清潔にしておくことで、あせもが自然と治っていくこともありますが、夏場のように拭いても拭いても汗をかいてしまう時期には、知らないうちに悪化してしまうということもあります。
かき壊してしまって炎症が ひどくなる前に薬を塗ってあげたいと思ったことはありませんか?
赤ちゃんのあせもに使える薬は?
市販薬の中にも、赤ちゃんに使えるあせもの薬もありますが、病院で診てもらって薬を処方してもらうこともできます。
皮膚科や小児科へ行けば、非ステロイド系抗炎症薬やステロイド薬が処方されます。
あせもがひどくかゆみが強い場合には、かゆみを抑えるための抗ヒスタミン薬の飲み薬や軟骨を処方されることもあるでしょう。
ただし、薬を塗っていたら必ずあせもが治るわけではありません。
あせもを治すには、皮膚を清潔に保つということがとても大切なので、薬を塗る前に肌を清潔にし、汗をかいていたら早めに拭いたり着替えさせたりするようにしましょう。
言葉が喋れない赤ちゃんが、かゆがっている姿を見ているのは辛いですから、お母さんがしてあげられることをこまめにしてあげましょう。
あせもの薬による副作用は?
赤ちゃんの肌はとってもデリケートなので、赤ちゃんのあせもで処方される薬は強いものではありません。
ただ、ステロイド剤は使い続けることによる副作用が心配される薬の一つで、皮膚が黒っぽく色素沈着してしまうこともあります。
ひどいあせもができてしまった時だけ使うようにして下さい。
必要なときに必要な分だけ使うというのが赤ちゃんに薬を使うときの鉄則です。
薬と保湿剤は併用しよう!
赤ちゃんの肌に薬を塗る前に、スキンローションやクリームを使って肌を保湿してあげましょう。
こうすることで、薬を無駄に沢山塗ってしまうことを防ぐことができます。
保湿剤が邪魔をして薬が効かないという心配はいりません。
薬によって治すのも大切ですが、赤ちゃん自身の肌の力を高めてあげることが大事です。
季節を問わず保湿をしっかりしてあげると、あせもは早く治りますし、あせもになりにくい強い肌を作ることが出来るようになります。