妊娠中は何とか乗り切ったのに、、、産後に便秘になっちゃった!って方も意外と多いようです。
子宮の圧迫は終わったはずなのに、なぜ便秘になってしまうのでしょうか?
【そもそも排便が起こるための条件とは?】
実は脳と腸には密接な関係があることをご存知ですか?『脳腸関係』と言われる関係です。
自分が興奮状態にあるときは『交感神経』という自律神経が優位になっていて、リラックスした状態にあるときは『副交感神経』という自律神経が優位になっています。
一見、便秘とは何の関係も内容に見えますが、実は副交感神経が優位な状態=リラックスした状態でなければ、便意をもよおすのが難しいのです。
つまり、便意をもよおすには自律神経の働きが正常でなければいけないのですが、妊娠、出産を経て子育てを始めると、家事に育児に追われ、自律神経のバランスが乱れやすくなってしまいます。
これにより、産後に便秘になってしまう人が多くいるのです。
産後に便秘となってしまう原因をもう少し・・・
産後に便秘となってしまう原因としては、他にもいくつか上げることが出来ます。
どれか当てはまるものがありましたか?
便秘を解消するにはまず、自身がなぜ便秘になっているのか、原因を考えることも重要です。
で、産後便秘の解消法は?
産後の便秘解消法としては、大きく分けて「運動」「食事」「ストレス」の3つを改善する事です。
赤ちゃんが気になるので、目を離せないというお母さんも多いでしょう。しかし、旦那様のためにも家事を疎かにするわけにはいきません。
本格的な運動をするのは難しい時期ですので、家事をすることで体を動かし、運動量アップをはかりましょう。
雑巾がけや洗濯物を干すときに腹筋やお尻、背中の筋肉を意識しながら行うと、便秘解消だけでなく、筋トレ効果も期待出来ます。
栄養豊富な母乳をあげるためにも、産後はたっぷり栄養を補給しなければなりません。ところが、食欲のままに食べていると産後太りの原因にもなってしまいます。
便秘解消に効果があり、栄養豊富な納豆やバナナ、ヨーグルトなどを積極的に食べるようにしましょう。
食物繊維が豊富な野菜は、満腹感も得られやすいので、産後ダイエットにも最適です。また、カイテキオリゴとはぐくみオリゴなどのオリゴ糖は砂糖の替わりとして簡単に使用できる上にカロリーも少なく、授乳中でも問題なく使えるのでおススメです。
赤ちゃんにばかり気を取られていると、自分の時間がなくなり、どんどんストレスが溜まってしまいます。
ストレスを感じないようにするのは難しいですが、赤ちゃんが寝ている間に好きなテレビや映画を見たり、趣味に没頭したりすることでストレスを発散するように心がけましょう。
部屋の中でもできるストレッチなら、運動によるストレス発散とダイエット、便秘解消のためになるのでおすすめですよ。
ただでさえ産後は忙しくて大変なのに、さらに便秘に悩まされるなんて辛すぎますよね。。。
「運動」「食事」「ストレス」の改善は便秘解消に限らず、体調管理・精神面でも重要な事です。
しかし、無理に頑張ろうとすると逆にストレスが溜まっていまいますので、まずは出来そうな所から順にチャレンジしてみてください。