トイレへ行ったとき、うんちの色をチェックすることってありますか?
うんちは茶色いものだと思っている人も多いですが、うんちの色で自分の健康状態が分かるので、チェックする習慣を持つことをおすすめします。
いつもは茶色いうんちでも、健康状態によっては黒や白、緑のうんちが出ることもあるのです。
理想的なうんちの色は黄金色や黄土色ですが、年齢と共にうんちの色は茶色になっていくものなので、茶系の色であればさほど問題はありません。
赤ちゃんのうんちは黄金色なのをご存知ですか?
赤ちゃんのお腹の中にはビフィズス菌が多く含まれ、腸内が弱酸性に保たれているため、赤ちゃんのうんちは理想的な黄金色をしているのです。
加齢によってビフィズス菌の色が減少するため、うんちの色が茶色くなり腸内はアルカリ性へと傾いていきます。
食生活で変わるうんちの色
加齢によってうんちの色が変わると書きましたが、毎日の食生活によってもうんちの色は変わります。
肉などの脂質の多い食生活が中心な人は濃い茶色のうんち、野菜中心の健康的な食生活を送っている人は黄土色のうんちが出ます。
野菜中心の食生活を送る人の方が理想的なうんちの色をしているのです。
病気のサイン?うんちの色でわかる健康状態
赤~黒のうんち
うんちに血が混じっているときは、赤~黒色のうんちになります。
考えられるのは、痔や食中毒、ポリープや大腸ガン、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんです。
肛門の近くに病気があるときは赤色に近く、肛門より上、胃の付近で出血があるときは黒っぽい色になります。
緑色のうんち
小腸や大腸が弱っていると、胆汁に含まれるビリルビンの酸化によってうんちが緑色になります。
暴飲暴食で胃腸の働きが低下しているときになりやすいです。
野菜の摂り過ぎでうんちが緑色になることもあります。
胃腸薬には葉緑素が多く含まれているため、胃腸薬を常用している場合も、うんちが緑色になります。
白いうんち
うんちの色は、胆汁によって茶色になっているのですが、胆汁がうんちに混じらないと白いうんちが出ます。
白いうんちが出るときは、肝臓から腸に胆汁が正常に送られていないということですので、病院で診察してもらいましょう。
うんちの色は、自分の健康状態を知る身近なものです。
うんちの状態を見て、良い食生活を送れているか、ストレスはないか、便秘になっていないかを確認して自分の健康維持に役立てましょう。