便秘はその原因によって種類があるのですが、多くの人が悩まされているのが「弛緩性便秘」と言われる便秘です。
弛緩性便秘とは、腹筋の筋力の低下により便を押し出す力が弱まり、腸のぜん動運動が起こら無い事が原因でなってしまう便秘の事で、主に女性や子供、高齢者などに多く見られます。
さて、弛緩性便秘は腹筋をする事で解消できるのでしょうか?
実は、弛緩性便秘は運動不足や筋力が低下している人に起こりやすいという共通点があります。そのため、便秘を解消し便秘にならない体を作るためにも、腹筋が有効であると考えられています。
健康食品やサプリメントなど、便秘を解消する方法は世の中に溢れていますが、こういったものを活用するよりもすぐに実践出来る方法があります。それが腹筋です。
腹筋は、寝転がれるスペースさえあれば誰でも簡単に行える運動ですし、お金もかかりません。また、薬のように副作用の心配もいりません。
便秘に悩んでいる人は、是非腹筋を鍛えることを意識して生活してみてください。
便秘解消に効果的な腹筋運動
腹筋運動は誰もが一度は行ったことがある筋トレ運動だと思いますが、正しい方法で腹筋している人は意外と少ないのです。
正しい方法で腹筋をしなければ腰を傷めてしまう原因にもなります。
- ① 仰向けに寝て両膝を立てます。
- ② 両手を頭の後ろで組み、腹筋をしっかり意識しながら上半身をゆっくり起こします。腹筋を意識する方法がわからない人は、両手をお腹において行っても良いです。お腹が収縮していれば、腹筋が使われている証拠です。
- ③ 再び仰向けの状態になるよう体をゆっくり寝かせていきます。
以上の①~③を15~20回1セットとし、2~3セット行うようにしましょう。
腹筋運動を始めるときは、回数が多いと辛かったり、出来なかったりで続けられない原因を作ってしまいます。
回数はあくまでも目安ですので、自分の体力に合った回数を設定して、毎日続けるようにしましょう。
妊娠中でも腹筋はして良いの?
腹筋はお腹に大きな負荷のかかる運動ですので、妊娠中には行わない方が良いでしょう。
妊娠を望んでいる人は、妊娠する前にしっかり腹筋をして筋力を高めておくことをおすすめします。
妊娠してから運動で便秘を解消したいと思った場合は、ストレッチやヨガなどお腹に大きな負荷のかからないものを選ぶようにしましょう。